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2004年

2004年8月6日

■会場
岡山県英田郡作東町 さくとう山の学校、作東町老人福祉センター、作東町立粟井小学校

■日程
7月30日(金)
ウェルカムセッション(若尾裕)
ドローイング・ワークショップ(1)(大倉侍郎)
インプロヴィゼーション・ワークショップ(1)(ウルス・ライムグルーバー)
7月31日(土)
めざましセッション(新井英夫)
ドローイング・ワークショップ(2)(大倉侍郎)
インプロヴィゼーション・ワークショップ(2)(ウルス・ライムグルーバー)
コンサート&発表
8月1日(日)
めざましセッション(寺内大輔)
インプロヴィゼーション・ワークショップ(3)(ウルス・ライムグルーバー)
さよならパーティ

■講師
●ウルス・ライムグルーバー Urs Leimgruber
ヨーロッパを中心に活躍し、長年、新しいサックス奏法と未知のサウンドをたゆまず探求してきたライムグルーバー、いよいよ初来日です。インプロヴァイザー、作曲家として独自の世界を展開する彼のワークショップに、どうぞご期待ください。

スイスおよびドイツで彼のワークショップを受講し、このフェスティバルでは通訳をつとめる山田衛子(ハイデルベルク在住・即興音楽家)は、彼の音楽をこう語っています。

「楽器が彼自身の呼吸、声、身体、魂となって自ら響きだすようだ。いや、彼自身が響きだす楽器となってしまっている。」(音場舎通信49号より) 

また、名音楽評論家ベルト・ノグリックは、「彼の演奏は、まるでサックスという楽器を楽器でなくしている―脱楽器化―かのようだ。楽器を、そこにつきまとう副次的な意味から開放している」、さらに「しかも、その複雑な構成の中にあって、思いもよらぬやり方でピュアであり、サウンドそのものなのだ。」(Blue Log/for 4 ears recordsライナーより)と述べています。

彼の即興ワークショップを開催できることは、日本の音楽界、即興シーンにとってすばらしい出会いを生むでしょう。一味違ったハードな即興演奏に触れてみませんか?

●大倉侍郎
大倉さんは、クスノキを使った立体作品を数多く制作されています。作品からはクスノキのすっきりした良い香りが漂ってきます。制作手法はシンプルかつミニマルですが、その中に古風な趣とデジタルな美しさが同居しています。じっと見ていると作品が3Dのように動きだし、脳の中で変化していくかのようです。見る角度、方向、光の差し方、影の濃さ、色のバランス、そして作品断面への目のつけ方・・どっち側を見るか(どっち側が見えるか)、によっても異なるイメージを作ります。

CMFワークショップでは、大倉さんの指導でドローイングによる制作を体験します。芸術やアートへのいつもの感覚をちょっとずらして、その生まれる瞬間を体験してみてください。思い思いに持ち寄ったもの、道すがら拾ったもの、手にしているペットボトル、廃品も含めて偶然出会った「何か」。ワークショップへは「何か」(ペイントされるもの)を持っておいでください。

CMF Archives

下のリンクより,それぞれの CMF 開催年の記録を見ることができます。

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