CMF Logo

「山の中に一本の杉を植える」

2008年8月27日

京都の街の南北、東西に直線に延びる道を、1つの特徴的な地点、例えば、仁王門通りなら平安神宮大鳥居、より1キロメートル歩く。
一人、1キロ分、参加メンバー5人。
サウンドスケープしてもよし、とにかく、自分なりの「思い出」、モノでなく、歩いていて特に目ないし耳を開かれた事、を2つないし3 つ持って帰る。

参加者全員で、例えば1キロメートルを10分、など、距離を一定の時間に置き換える約束をする。
この、決められた時間の長さの枠の中に、各自、集めてきた「思い出」を、自分なりのやり方で音化し、
自分がその「思い出」を拾ったその位置をできるだけ正確に思い出して、全体の時間の枠の中に相対的に置き換える。
こうして、凝縮された京都の街を演奏する。
拾ってくる「思い出」は、厳選された3つを超えないようにする。
それをどのように音にするか、自分なりに考える。あるいはグループで一定の発音行為に決めてもよい。

山田衛子

CMF Archives

下のリンクより,それぞれの CMF 開催年の記録を見ることができます。

copyright© Creative Music Festival all rights reserved