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2006年の感想

2006年8月24日

2006年8月18日

Creative Music Festival 2006 の1日目 
今までは郊外の不便な場所に篭っての3日間だったが、今回は神戸大学で開催ということで、今までとは少し違った感じの内容。 

まずは<即興・表現・生>というテーマのシンポジウム 
江崎将史(即興演奏) 
山田衛子(即興演奏、音楽教育) 
石村真紀(音楽療法) 
藤本由紀夫(サウンドアート) 
堀尾卓治(美術パフォーマンス) 
岩井正浩(音楽人類学) 

各人がテーマに関しての話をし、それぞれのパフォーマンスのあと簡単なディスカッションと言う内容。 
それぞれの立ち位置や方向性の違いが大きくて、即興の一言で語りつくせない所が際立って面白かったような。 

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堀尾卓治さんのパフォーマンス・その1

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藤本由紀夫さんのパフォーマンス(北欧製のプロ用マッサージ機を着装して紙をめくると振動で…)。 

場所移動、夕食後藤本由紀夫さんのワークショップ。 
偶然と即興、というテーマで、前半はカンディンスキーからデュシャン、ケージの流れのお話。 
後半は取手アートプロジェクトの準備も兼ねて、と言うことで12x12の144点に24個の椅子を並べるという作業。 
片方が人が即興的に並べ、もう一方がサイコロを使って位置決めするもの。 

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写真手前がサイコロによるもの、奥が位置決めしたもの。 

2006年8月19日
CMF2日目 

・江崎将史ワークショップ(1) 
机の上に耳をつけて、机の上や下で色々な行為を行い、それを机を通して聴く、というもの。 
特に受けていたのは、ワイングラスに水を注ぐ音とか、指を湿らせてワイングラスの端を擦って鳴らす(グラスハーモニカ)時の、指とグラスの摩擦音、とかetc 
その後、皆で空き瓶を吹いたり、擦ったり。 

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・堀尾貞治さんのパフォーマンス(1) 

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音の自動販売機? 
メニューから選んで100円を投入すると、中から色々な音が聴こえ、最後に色紙に何かペインティングされたも、がでて来る、というもの。 
メチャ受けていた。 

昼から、加藤千春さんと寺尾孝太さんのワークショップの並行開催で、私は寺尾さんのジョン・ステーブンスの作品によるワークショップ。 

・沼田里衣さんによる「知的障害者と音楽療法家と即興演奏家によるプロジェクト」の報告。 
・山田衛子さんによるペーター・ミクラス・ウィルソン著「Reduktion」<簡素化>された音楽のゆくえ、についてのお話(主にタイトルを邦訳する際の内容解釈の話) 

その後、夜のコンサートに向けての自由時間と移動時間があり、弦楽器を持っているメンバー、ヴァイオリンのプロの後藤さんの、いつもの若尾久美さん、加藤千春さんに沼田里衣さん(初めて三日目?)のヴァイオリン4人に私のガンバでリハーサル。 
色々試してみて楽しかった。 

夜はビッグアップルの普通の時間に江崎さんの仕切りでCMF参加者によるライブ。 

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終わってから三宮の居酒屋で有志で飲み会。

2006年8月20日

CMF3日目 

堀尾貞治さんのワークショップ 

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仲間の人の紹介とかあったあと、部屋に沢山並べられたキーボードを皆で演奏、というか、キーボードの上に大きな木切れやなにかを置いてドローン状態。 

別室に移動して部屋いっぱいに並べられた打楽器類に2000個のスーパーボールを投げる、というもの。 

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どちらも、なんともおおらかで面白かった。 

さよならパーティーの準備ができるまで、簡単な自己紹介と感想を言ったあと、さよならパーティー。 

(mixi のERuKa の日記より)

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